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2010.03.12 Fri
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告白告白
(2008/08/05)
湊 かなえ

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『愛美は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。』

終業式の日、中学校教師・森口悠子は担任の生徒達を前に退職の挨拶を始める。
そこで語られたのは、校内で我が子を亡くした悲しみと、そして「娘はこのクラスの生徒に殺された」という衝撃の一言だった。
動揺する生徒達へ淡々と事件の詳細を語り、犯人を告発した後、彼女が行った「復讐」とは。


2009年版「このミステリがすごい」4位の、この小説。
販売された当初から(賛否両論含め)色々と話題になっていまして、私も暫く前に読んだのですが、・・・・ちょぉっと内容が重かったのでそのままになっていました。
この6月、松たか子さん主演で映画化する事になったそうなので、ここでも書いてみようかなあと。


とりあえず一言で言うと、「怖い」です。
とは言ってもホラー的な怖さではなく、人間が抱く執念や憎悪、そして集団心理の怖さ。
各章ごとに語り手が変わってゆき、文章自体は理知的に淡々と進んでいくのですが、その静けさも恐ろしい。


よくあるミステリーのように「犯人あて」が終わった時点で話が終わるのではなく、犯人が全員の前に晒されてからもこの物語は続いてゆきます。
「犯人」を黙認し内包したまま日常生活を続けてゆくクラスや家庭で、やがて徐々に広がっていく深い歪み。
その歪みが引き起こす(ある意味、二次災害に近いのかもしれない)、いくつかの悲劇。
主人公がどこまでこの広がりを予想していたのかは分かりませんが、しかし最後の数ページを読む限りでは、それらの悲劇を引き起こしてもなお、復讐を遂げたかった意志が感じられ、その執念にぞっとします。


読みながら、「教師としてそれはどうなんだろう?」と思う箇所もいくつかありましたが、話自体はとても面白かったです。
というか怖かったです、はい。
映画がどこまで原作に沿うのか、ちょっと気になるところです。
後味の悪さでいうと、「セブン」に近い感じになるのかな・・・・松さんがどこまで演じるのか見てみたいのですが、ううう、どうしよう
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